南予流域林業活性化センターTOP南予アルプスの名山・渓谷>03.鬼が城山

鬼が住んでいた伝説の山

旧宇和島市街の背後にそびえ、山頂付近は緩やかな丸みをおび、市内を見下ろすように、堂々とした威厳を持った山が鬼が城山。山系を代表する名称に使用されている理由は、この山に鬼が住むという伝説や、牛鬼に似た形状によるものと推測される。
自然林が豊富でブナ・モミジ・ツガの高木の下に、シャクナゲが群生。頂上付近のみ一部展望が開けている。冬季の樹氷やブナの新緑も見所。
鹿のコル
に車を駐車すれば、中岳の後ろに回り込む登山道をたどりわずか30分で登頂可能。

登山基地 鹿のコル
山系の峠には、名の語尾にコルが使用されて定着したものがあり、これは鞍部を意味している。熊、猪、鹿、猿の4峠があり、中でも鬼が城山間近の鹿のコルは、スーパー林道(全面舗装)が開設されて、北側の高月山、南側の八面・三本杭、西の権現山などのコースへも対応できる重要な登山基地となっている。案内板、卓付きベンチやトイレなど施設も整備され、駐車スペースも広い。


樹氷
DATA
難易度:初級者
眺望:★★★
コース:
鹿のコルから30分(800m)

鹿のコル(春)

鬼が城山(秋)

案内板
上段 左:
ミツバツツジ

上段 右:
山頂(秋)
下段 左:
山頂(春:しゃくなげ)

下段 右:
スーパー林道沿いの氷結