南予流域林業活性化センターTOP南予アルプスの名山・渓谷>07.篠山

参詣人が多い篠山神社のある霊峰

標高1,000mを越す山では、四国で最も南に位置し、西暦806年の開山から南伊予の霊山として山岳信仰の対象とされていた。そのためか山頂付近には杉などの巨木が多い。
山頂直下には、昭和62年に改築された篠山神社があり、その周辺は全国屈指のアケボノツツジの群落があって、開花期には賑わいを見せる。林床にはミヤコザサが生い茂っていたが、鹿の食害のために全滅し、その復活を期して、頂上付近2kmにわたって網で包囲している。
コースは大規模林道を通り、篠山自然学習館より県道篠山公園線を行き、県境の尾根にある駐車場へ。ここより尾根伝いに自然林の中を登ると、30分ほどで観世音寺跡に出る。ここより少し右方向に入った所に樹齢1,000年を越える大杉(幹周り6m)がある。この道は水平道で、遠回りになるが良いコースである。
引き返して墓地の近くから、鹿除けの網戸をくぐって入る。杉の巨木などを楽しみながら鞍部に出る。南方向は「不入の森」、尾根伝いに行くと石段と鳥居があり、篠山神社に到着。山頂はこの後ろ側になる。
また宇和島市津島町祓川渓谷から焼け滝、九段の滝を経て登ることができる。


篠山神社
DATA
難易度:中級〜上級者
眺望:★★★★★
コース:
中級 駐車場から60分
上級 祓川渓谷から140分

登山口

自然学習館


三角点
左:
オオスギ

右:
あけぼのつつじ
(頂上)

 
左:
あけぼのつつじ
(篠山山頂)

右:
ヒノキ
(篠山山頂)